先日読ませていただいた「ヤバい経済学」についてお話ししようと思います。
この本は、行動経済学の入門書として非常に良かったと思います。行動経済学についてもう少し詳しく学びたいと思いました。
そんなこの本の内容を一部抜粋して、行動経済学を垣間見てみましょう!
人間は損をしたくない!!!
人間は自分が損をしていると感じたくない生き物です。
これはどうゆうことか見ていきましょう!
損をしている時はそれを挽回しようとする!
人間は得をしている時には、確実に得を取れるように慎重に行動するのに対して、人間は損をしている時にはその分の損を挽回しようと、リスクの大きい行動をとります。人間は、得をしている時に感じる喜びより損をした時の苦しもの方が2.5倍大きく感じられるそうです。
これがわかりやすいのが、ギャンブルですね。
あなたがギャンブルに行って、最初に勝ったらその後賭ける必要がないと感じるかもしれません。もしくは、最初の金額より損しないようにその後の賭け方を調節するでしょう。
しかしながら、最初に負けてしまい、その後も負け続け、普通に賭けていては元の金額に到達しないとすれば、リスクの大きい賭け方をしてでも、元の金額から損をしないように志向するでしょう。
周りにもギャンブルで借金まみれの人がいたりするかもしれません?
そのような人は、負けていることが(損をしていることが)嫌でそれを挽回しようとしてギャンブルをやめられないのだと考えられます。ギャンブル依存症はこういうところから来ているようです。
変化を嫌う私たち
私たちは現状からの変化を嫌います。変化を起こせば、もう少し良い生活が送れるのかもしれませんが、あまり普段とは違う行動を取ろうとは思いませんよね。ぶっちゃけ今の暮らしにあなたはそこまで不満ではないですよね?
しかし、これにはあるカラクリが存在しています。
1つは、先ほど言った「損をしたくない」という潜在意識です。
もう一つ、これに関わっているのは、「保有効果」です。「保有効果」とは自分の持っているものに高い価値を置くということです。
これも「損をしたくない」という感情から来ています。
例えば、あなたが普段買っているブランドの商品を買い続けているとします。しかしながら、他のブランドの服の方が同程度の価格で、品質が良いとわかっても、
やっぱり私の持ってるのは〇〇〇〇だし、ブランド力が全然違うよね。
と自分の持っているものを肯定しようとします。
これは、他の選択肢(ここでは違うブランドの商品)を選んだ方が得だったと思うと、相対的に自分がとった選択肢が損をしていることになるので、人間はそれを避けようとするのです。
人間は将来の得より直近の得を選んでしまう
あなたは、ダイエットをしようと思っている時に、つい誘惑に負けてチョコレートを食べてしまったという経験はありませんか?
それは、痩せてモテる、健康になるという利点を軽視し、チョコレートを食べて得られる快感を優先するのです。
合理的に考えれば、痩せてモテる、健康になるという利点の方が得られるものが多いにもかかわらず、目の前の快楽を優先してしまうのです。
つまり、人間は合理的な生き物のように思っていますが、そうではないということです。
そこに目をつけたのが行動経済学ということです。
まとめ
どうでしたか?これだけの内容でも少し興味を持ってもらえたのではないでしょうか?
この本には他にも、広告に隠されている罠を多数紹介しています。この本を読むことで企業の策に引っかかることなく消費生活を送れると思います。
この本は、1冊700円程度ですが、ギャンブルにハマる罠を教えてくれたり、広告に含まれる罠を教えてくれることであなたの人生に数百万もの利益を与えてくれるでしょう。
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