社会

【歴史】イランでなぜデモが起こってるの?イラン情勢を考える!※東大教授大塚修先生の授業参照

 現在、イランで大規模なデモが起こっていますね。これは、米軍にイランのイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害されたからです。

 まず、これがどうして起こったのか?という疑問にお答えしたいと思います。
 はっきり申しますと、これはトランプ大統領の恣意でしかないです。イランの人々は何も悪くないです。

(from BB NEWS)

再選の鍵を握るキリスト教福音派

 米国大統領トランプ氏の支持基盤の一つであるキリスト教福音派が、昨年12月29日に、その雑誌「クリスチャニティ・トゥデー」の論説で「トランプ大統領は上院か次の選挙で罷免されるべきである」という趣旨の内容を出しました。これにトランプ氏は即座に反応し、1月3日、急遽同派の集会でイランのソレイマニ司令官殺害の正当性を示す演説を行いました。

※キリスト教福音派には、反イランの信徒が多いです。

「弾劾」の文字を新聞からなくす

アメリカのメディアは、昨年11月に米議会下院で初の弾劾公聴会が開催されると、連日トランプ弾劾について報道してきました。そこで、トランプ氏は、どうにかこの話題を世間から逸らしたかったのです。自分の支持が逃げていかないようにですね。
 それにはもっとインパクトのある話題が必要ですよね。
 そこで、トランプ氏はイランのソレイマニ司令官を殺害し、アメリカVSイランの構造を強調することで世間の関心をそちらに向けて、弾劾のことはあまり触れられないようにしたかったのです。

 トランプ氏の狙いは見事的中!新聞の一面からは弾劾の文字が消えました。

 つまり、このソレイマニ司令官殺害はトランプ氏の陰謀によるところが非常に大きいと思われます。今年の11月に大統領選挙を控えているので支持を少しでも失いたくないのでしょう。
 政治のために人の命が失われるのは悲しいですね.....

 ソレイマニそもそもなぜアメリカVSイランの構造があるのか?疑問に思うかもしれません。

そこで、今回は現状のイランについてもう少し詳しく知りたいという方向けにお話ししたいと思います!

そもそもなぜアメリカVSイランの構造は起こったの?

 驚く方もいるかもしれませんが、元々イランとアメリカは友好な関係にありました。これがなぜ仲違いする方向になったかという理由は、油の利権です。アメリカはイランの油田に資本を投入して石油の産出を行っていました。アメリカはイランの石油の利権を持っていました。アメリカが原油の利権を持っていたということは、石油産出で得られる利益の多くをアメリカが手に入れていたということです。
 しかし、自分の領地の資源を他の国の人々が利用して利益を得ているのは、自国の人からはよく思われませんよね。つまり、イランの人々はアメリカが石油の利権を持っていることに不満を抱いていました。

ここで変わった!イラン=イスラーム革命

そこに現れたのが、指導者ホメイニー
 彼が何を行っていた人物かと言いますと、亡命地(暴動の指導者だったため)のフランスで1970年1月21日~2月9日に、13回にわたったペルシア語の講義を展開しました。その内容を一言で言うと、法学者が一番偉いよ。ってことです。(詳しい説明はイスラームの歴史まで遡るので省きます。)
 そして、イランの現体制を激しく批判しました。
 すると、1978年1月7日にホメイニーは、新聞で批判され、それに抗議するデモが頻発しました。ストライキも頻発し、政府はこれを抑えようと戒厳令を出しましたが、これが罪のないデモに参加した人々を虐殺する結果となり、政府の威信は地に落ちました。最終的には王様が亡命することとなり、暫定政府が樹立されイラン=イスラーム革命が達成されました。
 もちろん、その政府はアメリカへの石油の利権を認めませんでした。

アメリカ大使館占拠人質事件

 1979年11月4日に「ホメイニー路線に従う学生」を名乗る学生たちが「スパイの巣窟」であると主張したアメリカ大使館を占拠し、大使館員を人質にとりました。
 そして翌年、イランはアメリカとの国交を断絶しました。

 ここで決定的に仲が悪くなってしまったのです。
 そしてイランは、同様の革命をアラブ諸国に輸出しようとしたり、アメリカの同盟諸国やそれらの近隣諸国に対するテロに資金を援助するようになりました。イラン・イラク戦争でイラクを支援したアメリカとの対立が最高に対立が高調しましたが、核合意を行うなどして近年は鳴りを潜めていました。しかしながら、アメリカの大統領がトランプ氏になったことで対立が深まりました。

トランプ大統領が引き起こしたイランへの対立

 イラン核合意をトランプ大統領は破棄し、イランへの経済制裁を始めました。これによりアメリカVSイランの対立構造が再び激化することになりました。

まとめ

 革命以降、アメリカとイランの関係はバチバチです。この紛争がいち早く終わればいいですねぇ。

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